旬の食材

うすい豆

関西の春を告げる「うすい豆」が、
紀州・和歌山県で収穫時期を迎えています。
豆ごはんでホクホク食感を召しあがれ!

関西地方では昔から、春になると食卓に豆ごはんが登場します。使われているのは「うすい豆(うすいえんどう)」。えんどう豆の一種で、サヤの中にぎっしり詰まった未成熟の豆を食べる「実えんどう」です。美しくみずみずしいグリーン色は、料理のアクセントとしても欠かせない存在。日本一の産地である、和歌山県みなべ町を訪ねました。

和歌山県は豆栽培が盛んな「豆王国」。

※写真はイメージです。

太平洋から瀬戸内海へ続く海に面し、日本最大の半島である紀伊半島の西側に位置する和歌山県。黒潮が流れる温暖な気候は豆栽培に適していて、「豆王国」と称されることも。「うすい豆(うすいえんどう)」は、和歌山県を中心として栽培されている品種。明治時代にアメリカから渡来した実えんどうが、大阪府羽曳野市碓井(うすい)で栽培されたことが名前の由来となっています。大阪府や京都府などでも栽培されていますが、より豆栽培に適していた和歌山県が収穫量を増やし、品質も改良。2006年に「紀州うすい」として地域ブランド(地域団体商標)に認定されました。5月4日の「みどりの日」に因んだ記念日「うすいえんどうの日」も制定されています。

潮風吹く高台で、丸々と実るうすい豆。

※写真はイメージです。

南高梅の名産地としても有名な、和歌山県みなべ町。紺碧の紀伊水道を望む高台は熊野古道にも近く、自然あふれる環境でうすい豆は栽培されています。10月中頃に、畝1mあたり約20個の種をまくところからスタート。つるが伸びればその高さに合わせた横紐を張り、またつるが伸びれば紐を張る…を繰り返し、最終的に高さ2mくらいまでつるを成長させます。2~3月は霜が降りるので整枝をして、3月下旬から5月の連休明けくらいまでが収穫時期。花が咲いておよそ1カ月経つとサヤはふっくらと膨らみ、手摘みで収穫となります。サヤの頭あたりが白くなった時が食べ頃。一気に実ってしまうため、収穫時期は大変忙しいのだそうです。

みなべ町おすすめメニュー「焼きうすい」。

※写真はイメージです。

うすい豆の栽培で一番大変なことは、海鳥やアライグマなど豆を狙う鳥獣害の対策。防御ネットを張り、海風にさらされるため強風や防寒の対策も怠りません。大切に育てられたうすい豆ですが、食べず嫌いの方が多いのもみなべ町の生産者さんたちにとって残念なこと。同じ実えんどうでもアメリカ由来のグリーンピースとは違い、紀州うすいは大きな粒で甘い豆が実ります。「ぜひ一回食べていただきたい」みなべ町からのおすすめメニューは「焼きうすい」。オーブントースターかホットプレートにうすい豆を並べ、塩を振って枝豆のように、サヤのまま15分ほど真っ黒になるまで焼くだけ。ホクホク食感とみずみずしい甘さを、まず〈美濃吉〉の豆ごはんで味わってみませんか。

※期間により、一部京都・滋賀産になる場合がございます。ご了承ください。

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