十月の歳時記について
十月に入りさわやかな秋の風が心地よく感じられるようになりました。
今回は十月の歳時記についてブログ担当者が集めた情報をもとにご紹介していきます。
※由来や起源については諸説ありますのでご了承ください
神無月
十月は日本の諸国の神々が出雲大社(島根県出雲市)にて、人々の計り知れない「神事」や来年の収穫や人の縁(男女の縁結びなど)について話し合うために集まり国元を留守にすることから、
神のいない月「神無月」と言われています。
達磨忌
達磨大師は円覚大師とも呼ばれる禅宗の開祖です。
釈迦牟尼仏(お釈迦様の別名)から28代目に当たり、天竺(南インド)の地から中国に禅を広めたとされる人物です。達磨大師が150歳で入寂された(僧が亡くなる)と伝えられた、10月5日に行う法会を達磨忌と言います。玩具の「だるま」は達磨大師の座禅の姿を模した人形だと言われています。
神嘗(かんなめ)祭
毎年10月17日に伊勢神宮にて執り行われる、天皇がその年に収穫した新穀を奉る祭儀です。
その云われは天照大神(あまてらすおおみかみ)が高天原(たかまがはら)で新穀を食した儀式に由来しています。養老5年(721年)に始まったとされ、一時途絶えたこともありますが明治4年に国儀として復活しています。宮中の恒例祭の中で、最も厳粛な祭儀とされ戦後は皇室の行事とされています。
その他、十月の歳時記
御香宮神幸祭(ごこうのみやしんこうさい)
京都市伏見区の御香宮神社で行われる、伏見九郷の鎮守の祭神が年に一度神輿に乗って氏子地域を巡幸する祭礼です。室町時代の風流傘の伝統を伝える趣向を凝らした花笠が神社に多く参拝します。
別名「伏見祭り」・「花傘祭り」ともいわれています。
人形供養祭
京都市上京区にある宝鏡寺は応安年間(1368~75)に創建された尼寺で、幼くして入寺された皇女方のために御所から人形が贈られることが多かった為、所蔵された人形や調度類が展示されています。
10月14日には年に一度の総供養の日として、安らぎを与えてくれた人形が納められ供養されます。
時代まつり
京都市左京区の平安神宮で行われる葵祭・祇園祭と共に京都三大祭の一つです。
桓武天皇が平安京に遷都した延暦(えんりゃく)13年(794年)10月22日にちなんで行われます。
明治28年に平安神宮が創建された際、市民から上がった奉祝行事の一環として時代行列を行ったのが起こりと言われています。明治維新から延暦年間までの歴史的人物に扮し、当時の文物風俗の衣装をまとい華やかな歴史絵巻を再現します。その行列の長さはおよそ2キロメ-トルにも及びます。
鞍馬の火祭り
毎年10月22日に京都市左京区の由岐神社(ゆきじんじゃ)で行われる京都三大奇祭の一つです。
天慶(てんぎょう)3年(940年)、京都御所に祀られていた由岐大明神を御所北方の鎮めとして、鞍馬の里に迎えた際、道々に篝火が焚かれ、鴨川の葦で作った松明を持った人々が長い行列を共にしたといわれています。その時の様子を後世に伝えのこしているのが鞍馬の火祭です。
秋のおすすめ茶碗蒸し
丹波黒枝豆のかき揚げ
京丹波の大粒の黒枝豆は丹波黒枝豆と呼ばれ、普通の枝豆より旨味が凝縮されコク深いの特徴です。
刻んだサツマイモや海老と共にかき揚げにしました。サクサクの食感をお楽しみください。
※こちらのページの内容は2024年9月時点のものです